ムチウチについて

 『えっ、ムチウチにハリ!?』、『ハリで、楽になるの?』って疑問に思いますよね。
おそらくほとんどの方がムチウチになったら整形外科に通院されているのではないでしょうか。それは、ファーストチョイスとしては正しい選択です。しかし、MRI,CTなど必要な検査をして異常が認められず、西洋医学的な治療をしても楽にならなかった。
 

そんな時は、鍼灸治療をおすすめします。

 ここで、ある患者様のお話をさせて頂きます。(患者様の了承済みです)その患者様は、勤務中、1カ月の間に2度の事故にあいました。一つ目は助手席に乗っていて玉突き事故にあっていわゆるムチウチの状態になりました。二つ目は青信号で走行中に、横から車が運転席側に突っ込んできて2mほどの崖を落ちました。
 最初は整形外科に通い牽引や鎮痛剤などの投薬治療を受けましたが改善せず、月に幾度か頭痛と背中の痛みによって、気持ち悪くなり吐き気のために起き上がれないことがありました。
 事故を起こしてから約3年後に鍼灸治療を始めました。4~5回の治療で症状は軽快しました。3ヶ月ほ続けることで、辛さを感じることが少なくなり、毎日が仕事にも集中できるようになりもっと早く始めれば良かったと言われております。 
 
 まごころ治療院では、自律神経免疫療法により、頑固な痛みや吐き気・頭痛など不定愁訴の軽減が期待できます。そして後遺症の出にくいカラダづくりを致します。ムチウチの症状が固定する前に早めに治療すれば治療期間は短くすみますが、症状が固定してからでは必然的に治療期間も長くなります。

 

ムチウチとは

ムチウチ症になる最も多い原因は自動車の追突事故です。ムチウチは、正式には『頚椎捻挫』・『頚部挫傷』・『外傷性頚部症候群』などといい、ムチウチの多くの人はこれら3つの傷病名のうちいずれかで診断されることが多いです。特徴は、軽い事故であれば受傷直後の検査では異常が認められなかったり、自覚症状も無かったのに、2~3日後から症状が現れ、だんだんに強くなってきます。また、ムチウチは損傷した部位によっていくつかの種類に分けられます。

頚椎捻挫型

ムチウチと診断されるものの、約70~80%を占めています。頚椎をねんざ(頚を支持する筋肉[胸鎖乳突筋・僧帽筋、板状筋群]や靭帯・関節包に断裂などの軟部損傷が起こっている状態)したもので、首や肩が痛くて動かしにくいといったように、頚のこり・肩こり・頭痛・めまいなどの症状が現れます。

バレリュー症候群

バレリュー症候群とは後部交感神経症候群ともいい、頚部交感神経の過緊張による椎骨動脈の痙縮を起こしている状態をいいます。ムチウチによって自律神経のバランスがくずれ、頚部での交感神経が亢進しているためや、椎骨動脈の血流が低下することにより症状が現れると考えられています。症状としては、吐き気・めまい・耳鳴り・顔面などの知覚異常・後頚部の痛みなどがあります

頚椎神経根型

頚椎には7個の椎骨が連なっていますが、それぞれの隙間から神経根という太い神経が出ていてこれが肩や上肢などの末梢神経へ伸びていっています。 原因として、追突などの外力により頚部の神経が引き伸ばされたり、圧迫を受ける事により起こります。頚を横に曲げた時、または頚を回したりした時に頚部痛・腕のシビレや痛みが強くなったり、倦怠感や筋力低下など感じます。

脊髄症状型

脊髄が傷ついたり、圧迫されたときなどに見られる種類で、下肢の神経が傷つくことで起こります。脊髄が損傷された場合には、下肢のしびれ感や知覚異常のために歩行が障害されたり、尿や便が出にくくなったりする膀胱直腸障害が出ることもあります。

低髄液圧症候群

脳脊髄を満たしている脳脊髄液が追突などの強い圧力により、周囲の膜が破れてしまい、脊髄液が漏れている状態になります。この病気は、少し珍しい種類です。脳脊髄液が減少することにより慢性的な頭痛・頚部痛・めまい・吐き気・視力障害・集中力低下・記憶力低下など様々な症状が出現する。

交通事故でのムチウチの治療を致します。相手側の任意保険使用の場合、基本的に患者様のご負担はなしで治療を受けることが出来ます。