びわの葉灸
びわの葉灸
びわの葉灸では、患部だけではなくお腹・背中・手足のツボにも温灸を施術いたします。温熱作用によって一時的にカラダにはストレスがかかり、その結果、免疫力が上昇します。
びわの葉に含まれるアミグダリン(ビタミンB17)は、血液をアルカリ化する浄化作用、正常細胞の活性作用、鎮痛作用などがありがん治療において極めて優れた天然物質であります。
びわの葉灸の反応が出るまで
がんや、難治の慢性疾患は、『病気の根』が非常に深く、治療を始めてから反応が現れるまでは患者様によってそれぞれ違います。温灸を始めてから数回で効果が現れる人もいれば、数か月~1年以上かかる人もいます。私の経験上、ほとんどの患者様が3ヶ月位までには何らかの変化を感じていらっしゃいます。 反応としては、瞑眩(めいげん)反応と呼ばれるものが起こることがあります。症状としては、『湯あたり』のように気だるくなったり、カラダが重たくなったりします。この症状は、深くにあった『病気の根』が治療に対して反応してくれたもので、心配ありません。
より効果的にびわの葉灸を受けるために
○お灸に合わせて、呼吸を整えて下さい。お灸の時は出来るだけ、丹田呼吸を行うと効果的です。
○治療は、長期間になります。変化を焦って求めているような方は、イライラやストレスが溜まり効果も半減してしまいます。『病気の根っこ』を治すつもりで明るく前向きな姿勢が必要です。言い換えればこれまでの食生活を見直し変えていく『自分治し』ともいえます。
○びわのは灸は鍼灸治療と相性が良く、単独でお灸だけをするよりも、より効果があります。
症状の改善の一例として下記のグラフに表してみました。
治療を開始してから、何かしらの反応が出るまでをイメージとして表してみました。
上軸がカラダの状態、横軸が時間軸となります。
① 治療を開始してからすぐにカラダが反応してくれて徐々に症状が良くなってくる人
② 治療を開始してしばらくは無反応で、ある時を境にカラダが反応してくれた人
Q(質問).びわの葉灸ってなんですか?
A(お答え).今から約3000年前のインドでは、びわの木のことを『大薬王樹(だいやくおうじゅ)』、びわの葉のことを『無憂扇(むゆうせん)』と呼んでいました。
※大薬王樹・・・最高の薬木という意味です。
無憂扇・・・・病気を治して憂いを掃うという意味です。
当時のインドは古代文明が栄え、医学も発達していました。現代にもアーユルヴェーダなどの当時の医療が受け継がれています。その中でも『びわの木』や『びわの葉』は最高の評価を与えられていました。
日本にびわの木が入って来たのは弥生時代と思われ、奈良時代に仏教の伝来と共に全国に広まりました。江戸時代には『枇杷葉湯』という煎じ薬がよく飲まれたり、びわの葉を煎じた汁を皮膚炎の治療に用いたりしていたようです。
びわの葉灸は、ビタミンB17(アミダクリン)を含むびわの葉を皮膚に押し付けながらお灸をすることによって、びわの葉のビタミンB17(アミダクリン)などの成分と、びわの葉の生気を体に取り入れることを目的とします。
Q(質問).びわの葉灸は、どのような症状に効きますか?
A(お答え).びわの葉灸は、それだけよりも、その他の治療と併用することによって、非常に力をはっきします。しかし、ひとつの治療だけを続けていると身体が刺激になれて効果が徐々に薄れてきます。これを避けるため、当院では、鍼治療と常時6~8種類のお灸、整体を組み合わせながら、最適と考えられる治療を行っていきます。
対象の症状となるのは、癌(がん)、慢性疾患、婦人科疾患などとなります。治りにくいと言われる疾患に対して特に良く力を発揮してくれます。
Q(質問).効果はすぐに現われるのですか?
A(お答え).効果はすぐには現われる方は少ないです。がん治療や慢性疾患の治療においては、びわの葉灸に限ったことではなく鍼灸治療でも、まず直ぐに治療効果が現われる・感じられることは少ないです。しかし、中には数回で効果を感じられたり、カラダがすごく楽になる方もいらっしゃいます。来院される患者様を拝見していますと大半の方が3ヶ月以内には何らかの変化を感じております。変化を感じてからは、治療効果の実感は違ってきます。がん治療と慢性疾患の治療においては、薄紙をはがすように気長に焦って早急に結果を求めないことが大切です。焦る気持ちがストレスとなり治療効果も半減してしまいます。日めくりカレンダーのように、1枚1枚の紙は薄くても365日分の紙を重ねれば分厚くしっかりとしたものになるのと同じように、治療の積み重ねも目に見えない貯金をしていると考えると分かりやすいかもしれません。
Q(質問).治療後はお風呂に入ってもいいですか?
A(お答え).午前中に治療をお受けになった方は、夕方以降(6時以降)にお風呂に入っていただいても大丈夫です。午後に治療をお受けになった方は出来ればその日はお風呂に入らないでください。翌日、朝風呂に入って下さい。湯舟にきちんと浸かることは、体温上昇に関係があります。